流産手術当日②
午前8時に病院で入院受付を済ませ、
切迫早産のために入院されている方々のお部屋で過ごして丸1時間。
子宮頸管という、子宮を蓋のような部分を開くためのラミセルを挿入するため、
診察台へ移動。
入院している時から的確に点滴針を腕に入れてくれた女性の医師が担当で、ホッとしたのもつかの間。。
やはりお若いからか、ラミセルを挿入するのは少し戸惑いつつ処置が進みました。
戸惑われる分、こちらも痛い。
何かペンチのようなものでヒダの片側を掴み、その隙間にラミセルを入れようとしている。。。
ペンチで掴まれているそこ、い た い。
なかなかはまらないようで、ペンチで挟まれている時間も長期化してきました。
しかし痛みを訴えたところで処置が進むわけもないと悟り、
じっと我慢。
ようやくラミセル挿入したと思ったら、今度は子宮頸管が無理やり広げられる痛みにおそわれました。
これが陣痛の最初の痛みか??
と疑似体験をしながら、
ベッドに車椅子で戻してもらい、
3時間ほどの安静。
うおぉぉぉぉぉ。。。。
この状態で数時間安静にしろとは。。
もう、ここから手術室に呼ばれるまで、。 無。
ようやく名前を呼ばれた時は、
手術への恐怖より、おー、これでラミセル痛から解放される!!
という喜びでした。
人間目の前の痛みや苦しみの方が、
遠い未来への不安を忘れられるのね。
手術してくださる先生は、最初につわりが辛くて伺った診察で担当してくださった
優しい先生。
手術中も、静脈麻酔のため、耳はずっと聞こえていました。
手術が終わったところで、先生から
「しーさん、よく頑張ったね。」
と声をかけられ、朦朧としながら
頑張って先生の名前を呼んで、
ありがとうございます、と言いました。
伝わったかな。
あとは麻酔が切れて、帰宅するだけ。。
の、麻酔がやばいくらい吐き気作用があり、
術後30分後には嘔吐の繰り返しでした。
なんなんだー、次から次へと。
早く、夫に背中をさすってもらいたい。。
と考えてたら看護師さんがプロな手つきで介抱してくれて、
人の手って暖かいなー、と感動しながら吐き気がおさまるのを待ったのでした。