不育症検査

◆不育症とは◆

◎妊娠はするけれども継続できず、それが2度3度と繰り返される状態。

 

状態という日本語に、病状とか、原因を知ったうえでの対策、という意味合いはありませんので、この定義自体がとても曖昧なものであることがわかります。

 

医師から提案されるこの不育症を疑った上での検査では、非常に多くの種類の血液検査を行います。

 

わたしが最初に不育症の検査を受けたのは2019年1月、1度目の流産をして、絨毛が体内に4ヶ月くらい居残り続け、

ようやくβ-hcgが0.2を記録した月の生理日に検査を受けました。

 

慈恵医大で保険外、保険適用の検査を両方受け、待つこと2週間。

 

結果は第Ⅻ因子欠乏を認める、とのこと。

 

不育症の原因とされるものには

血液の固まりやすさ、

自己免疫が胎児を攻撃する体質

に分けられていて、

免疫が攻撃してしまう方についてはわかりませんが、

血液因子というのは、まだ絶対的な原因になるかどうかはわかっていないという段階のようです。

 

Ⅻ因子の対処法は、妊娠時に血液が固まって胎児に栄養が送られなくなることを防ぐため、

血液を固まりにくくするアスピリンを服用することが一般的です。

 

つまり妊娠するまでは治療する術もないということで、

いったん不育症に関する通院は途絶えました。

 

2020年の1月に両角レディースクリニックの初診を受け、そこで日本医科大学を紹介してもらいました。

再度検査を受けることで、

Ⅻ因子に加えて、血小板凝集能が低いという体質も併せ持っていることが分かりました。

 

血小板凝集能が低いとは、文字通り、

血を固めないといけないシチュエーションにて、その機能が人より遅いということかと思います。

たしかに仕事中前をよく見ずに走って、いろんな機材にぶつかっては内出血を作っているのですが、内出血になりやすいのか、本当にぶつかった時の力が強いのかと言われると、

自分は内出血しやすいのだと言うことですかね。

 

で、これを併せ持つとなにがダメかと言うと、アスピリンを飲むと、血小板低凝集能が促進されてしまい、なにか怪我でもした時大変!

なことになるから治療できません、

という結論でした。

不思議なのは、Ⅻ因子という血液を固めやすい体質なのに、

血小板凝集能は低いって、

矛盾した体質だと思うんですけど、

これはⅫ因子の原因を作る体の大元の機構というか、Ⅻ因子部署と、

血小板を管理する部署が縦割りになってるってことなのでしょうか?

 

いつか血液の専門家に聞いてみたい。